各宗旨別、墓石への刻み方
疑問に思うことやご不明なことがありましたら、お墓ディレクターの資格を持つ、芝川石材に安心してご相談ください。
ここでは「真宗」「真言宗」「浄土宗」「禅宗」「日蓮宗」について説明します。
お墓は宗教です。したがって家で信仰されている宗教によって、お墓の建て方がまったく違うということをご理解ください。
宗旨によってご本尊様が違いますが、墓石はまずご本尊様をお迎えするということを忘れないでください。
真宗であれば、「南無阿彌陀佛」と刻む、お墓の石の中でもとりわけ大事な石を「仏石」と呼びます。仏を迎えた石なので、そう呼びます。必ずご本尊様の南無阿彌陀佛を刻んでお迎えします。
さて、ご本尊様をお迎えした仏石の頂部に家紋を刻んだ墓石を見かけることがあります。ここは如来の白毫と言って、大切な場所なので、家紋を刻むことはしません。家紋や家名はお墓の本体以外の具足の石に刻みましょう。
「五輪塔」+「位牌墓」=「供養墓」の考え方
五輪塔と位牌墓の刻み方
最高の祭祀法である五輪塔と位牌墓の建てることが最善ですが、五輪塔を建てるなら位牌墓は必ずペアで必要となります。
普通50年以上の遠先祖を五輪塔に、50年に満たない近先祖を夫婦墓として追善供養を施します。
この方式は最高の祭祀法ではありますが、間口の問題や費用により、難しい場合もあります。
※真宗は五輪塔を建てません。
五輪塔と位牌墓(夫婦墓)の場合
五輪塔と代々墓の刻み方
先に記述しました通り、五輪塔と位牌墓の方式が最善ですが、間口の問題などから難しい場合は、次善の作として、50年の区切りをせずに最善の供養法を執り行う五輪塔と代々墓を建てる方式があります。
※真宗は五輪塔を建てません。
五輪塔と代々墓の場合
※ページを制作するにあたり、仏教墓塔研究会会長 福原 堂礎 著「正しいお墓の作り方」を引用させていただきました。